3日見ぬ間の・・・・
2011/04/06
たった三日間見ない間に、つぼみであった桜は満開になってしまい、満開の桜は散ってしまいます。
そんな、物事の状態がわずかな間にどんどん変化したり、この世のはかなげな様子をさす言葉に、
三日見ぬ間の桜、という言葉がありますね。
気象庁の発表によると、東京の桜は、今日で満開になったそうですよ。
震災の影響もありました為、
各地ではお花見での過度な盛り上がりが自粛の傾向になったり等御座いましたが、
それでも、今年も立派に、桜は花を開いてくれています。
朝、散歩をしていたら、
陽気な春暖を感じさせる桜の色を見ながら、ひんやりとした冷たい空気が頭の天辺まで満たされるのを感じました。
咲き誇る花びらが賑やかな事以外、閑散とした広い敷地の公園では、
毎年始まる花見の喧騒を、積もった花びらと一緒に期待して待ち構えているようにも見えました。
桜の花から漏れる日の光を、身体いっぱいに浴びてまどろむ事の贅沢は、
この時期だからこそ味わえるものですよね。
私は焼酎もウィスキーも何でも好きなのですが、
花見となると断然日本酒の方があいそうですよね。
そういえば、清酒はにごり酒を濾して造るのですが、
この時、実は『灰』を入れるって、知っていましたか?
理由に関しては、江戸時代の酒造家が、憂さ晴らしで入れたとか、
はたまた、地震で物が落ちて灰が酒の中に落ちたとか、諸説あるようです。
怪我の功名と言うと俗ですが、
どんな時でも進歩の可能性と希望がある、と考えると、今の状況も前向きに考えられそうですね。
静かにたしなむ程度ならいいのかな、なんて、思いつつ、
せめてウェブ上で、桜の写真でお花見です。
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